はじめに
こんにちは、こたろうです。
今回はMAC症と診断されてから生活で変わったことというテーマで、私自身がMAC 症の診断を受けたことで変化した生活習慣や、日常生活で気をつけていることなどをご紹介していきます。
MAC症は感染源の特定が困難であったり、根治出来る治療方法や薬が確立されていない病気であることから、治療効果を高めるためにも薬物療法に加え、生活習慣なども見直すことが薦められています。
私も主治医の先生に健康的な生活を意識するようにと言われたことがありますが、具体的な方法が分からずいまいちピンと来ませんでした。
この記事では私が意識して変えてきた生活習慣や、変えてよかったこと、実際に試してよかったことなどを紹介し、同じように生活習慣の改善に取り組む人の参考になればと思っています。
就寝時間と起床時間を決める
まず私が取り組んだのは『睡眠』の改善です。
MAC症というのは肺に菌が入り込み、そこで増殖をすることによって発症してしまう病気ですので、身体は常に菌と戦っていますし、菌によって壊された肺の組織を修復しようとしています。
常に戦っている状態なので、病気を持っていない人と比較すると身体はより多くの休息を求めています。
そのため、睡眠不足や過労はMAC症の進行を早めたり病状の悪化に大きく影響する可能性があると言われています。
単純に睡眠時間を増やすことを意識してもいいのですが、私の場合はむやみやたらに睡眠時間だけを増やそうとしてみたところ、身体が求めている睡眠時間なのか自堕落になった結果の睡眠時間なのかが分からなくなってしまうという事態に陥りました。
朝寝すぎて夜に眠気が中々来ないために夜更かししてしまい、朝起きる時間が遅くなる、そしてさらに夜更かしになるといった具合ですね…。
睡眠不足を解消して生活習慣を改善するどころか、むしろ悪化しているという状況でした。
そこで私が試してみた方法が、就寝時間と起床時間を決めるという方法で、具体的には夜11時には就寝、朝は6時には起きるという習慣を作ってしまう方法です。
規則正しい生活をすることで、寝つきが悪いということもほとんど無いですし、朝も比較的スッキリ目覚めることが出来ます。また、不思議なものでいつも同じ時間に起きる生活をしていると目覚ましがなくても起床時間近くになると自然に目が覚めるようになります。
この方法を試している頃は休職中だったので早起きをする必要は無かったのですが、結果的には仕事をするようになってからも6時起床23時就寝という規則正しい生活が出来ているので、習慣化しておいて良かったと思っています。
もちろん少し体調が悪かったり、何となく寝不足を感じる日はあります。そんなときはその日のうち、もしくは次の休みの日に昼寝をしています。
朝寝坊ではなく昼寝をしているのはせっかく作った体内時計を狂わせたくないからです。昼寝も1時間以上は寝ないようにしています。
文字だけ見ていると窮屈そうに感じるかもしれませんが、慣れてきて習慣になると当たり前のことなので全く窮屈さなどは感じないですよ。
食事はたんぱく質の見直しを
次に行ったことは食生活の見直しです。
MAC症と診断されたときの私の体型は身長が約180㎝に対して体重は52㎏。さすがに痩せすぎですね(笑)
主治医の先生もMAC症が原因で体重が減少している可能性はあるが食生活を見直して、体重を増やせるように頑張りましょうとおっしゃっていました。
また、痰はたんぱく質から作られていることや壊れた肺組織の修復のためにも『たんぱく質』は意識して多めにとるようにと指導をいただきました。
自分なりに食生活を見直してみて、改善したほうがいいと感じたことは2点でした。
①朝食を食べる日と食べない日があるため、毎日食べるようにする
②朝食でたんぱく質を摂れるメニューを食べることがほぼ無い
どちらも朝食の課題です。昼食と夕食は比較的バランスよく、品目も多い食事を心がけていたのですが、朝食は時間がなかったり、食欲がわかなかったりと中々習慣的にしっかりと食事をとることが出来ていませんでした。
また、朝食で一番問題だと思ったのは②のたんぱく質の問題です。
稀に目玉焼きを食べたりすることはあったのですが、普段は朝食を食べる日でもトーストとバナナといったメニューのことが多かったので、毎日たんぱく質を摂れるようなメニューが必要だと感じました。
とはいっても朝は食欲がないことが多いので、毎日肉や魚を焼いて食べるのは難しいと感じ手を出してみたのがプロテインです。
プロテインにもいろいろと種類がありますが、たんぱく質の他にも脂質や炭水化物がバランスよく配合されている『増量』を目的としたプロテインを選びました。
メーカーは食事後やトレーニング後など一日複数回飲むことを勧めていますが、私の場合は特に運動やトレーニングをしているわけでは無いので、飲むのは朝食時だけ、他の2食についてはきちんと食事でまかなうようにしています。
食事を意識して摂るようになったおかげか、プロテインを飲み始めたころからはトントンと体重が増え始め、約半年でぴったり10㎏増量。今では体重が62㎏になりました。
私の身長だと60㎏台後半くらいが適正体重なのでもう少し増やしたいなと思っています。
私と同じように食事を見直してみたところたんぱく質が不足しがちかも?と思った方は手軽にたんぱく質を摂れるプロテインに頼ってみるのもいいかもしれません。
一概にプロテインと言っても様々な種類や用途があり、味や飲み心地もかなり変わってきます。
本当にいろいろな種類があって最初は悩んでしまうかもしれませんが、一番大切なのは続けられることだと思いますので、まずは好きな味や飲みやすさで選んでみるのもいいかもしれませんね。
ちなみに私のお勧めはグリコから発売されている『パワープロダクション マックスロード ウエイトアップ』というプロテインです。
牛乳にも溶けやすいのでダマが出来づらいですし、プロテイン特有のたんぱく質臭さも比較的少ないと思っています。
私は朝の食欲がないときにドロッとしたものを飲むのはつらいので、プロテインの量はメーカーのお勧めの量の2/3程度、牛乳は作り方に書いてある通りの量で作ることで比較的さらさらと飲める状態にしています。
掃除やガーデニング、草むしりなどをする際はマスクを着ける
MAC症は感染源や感染場所の特定が困難(ほぼ不可能)な病気です。その理由はMAC症の原因となるMAC 菌が自然界の至る所に存在するからです。
どこにでもいる菌なので、どこで体内に入ってしまったかを特定することは出来ないというわけです。
ただ可能性として高いだろうと言われているのは自宅での入浴やお風呂場の掃除、もしくは自宅でガーデニングや草むしりをしている最中だと言われています。習慣的に菌を吸い込む可能性のある場所ということですね。
MAC菌は触れただけでは感染しないとされており、MAC菌を含んだ蒸気や、土埃などを吸い込むことが原因だとされています。
そのため、菌を吸い込む可能性がある活動をする場合にはマスクをすることが推奨されています。
私の場合、ガーデニングや草むしりは本当に稀にしかしないのであまり気にしていませんが、お風呂掃除は頻繁にしますので必ずマスクをするようになりました。
入浴中はさすがにマスクをするのは難しいのでしていませんが、湯船に浸かる回数は減り、長風呂をすることもなくなりました。
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございました。今回はMAC症になってから生活で変わったことというテーマで、私が変わったと感じていることや気にして変えたことなどをご紹介してきました。
いかがでしょうか?個人的にはそこまで極端に変わったことはないかなと思っています。
ただ、普段の生活の中でも菌の存在を意識してしまったり、色々な場所を清潔に保つように気をつけたりと神経質になるので、精神的な負担は大きくなったと感じています。
病気と診断されて、根治する方法が確立されていない病気だということを知り落ち込んでいた頃は特に、これ以上菌を体内に入れたくないという気持ちもあって色々なことに対して神経質になってしまいました。
この頃は湯船に浸かることもほとんどなく、湯気がなるべく出ないように低い温度でシャワーを浴びていたほどです。
目に見えない菌になるべく触れないために精神をすり減らしていたなと思っています。
注意することも大切ですが、それによって健康的な生活を失ってしまうのはとてももったいないことです。
日々の生活を楽しく、できるだけ健康的に過ごすためにもやりすぎは禁物かなと思っています。
適度に健康的かつ病気とうまく付き合える生活をしていきたいものですね。
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